2017/05/09

FXでの証拠金とは?その仕組みと計算方法を徹底解説

 

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FXは外国為替証拠金取引です。

 

この証拠金の仕組みのおかげで、FXは少ない資金ではじめることができます。

 

そして、
証拠金の仕組みについては、資金管理の基本として、理解しておいた方がいいので、
ここで大きく4つにわけて解説します。

  1. 証拠金取引の仕組み
  2. 必要証拠金とは
  3. 有効証拠金とは
  4. 証拠金維持率とは

 

この4つです。

 

すでに、トレードを始めている方は、自然と理解できていることもある分野です。

 

ここでは、本質的に理解していただくために、詳しくお伝えしていきます。

 

 

証拠金取引の仕組み

最初に証拠金取引の仕組みからお伝えします。

 

例えば、為替レートが1ドル=100円だとします。
普通はあなたが1万ドル使うためには、
1万× 100=100万円必要です。

しかし、FXでは最初に証拠金として、4万ドルFX会社に預けておけば、
1万ドルを運用することができます。

 

この1万ドルの取引では、FX会社から借りていて、4万円を担保にすることによって、
100万円を借りていることになります。

この借りた日本円を使って、ドルを買うことを、

「買いポジションをもつ」

といいます。

証拠金の仕組み

買いポジションをもった時は、こんな状況になっています。

・証拠金口座
証拠金を入出金する口座。

・取引口座
FX会社に作られる、実際に証拠金をもとに取引を行う講座。

 

ここで、1ドル=101円になった時に、ポジションを手放したとします。

ポジション 手放す

こちらが、ポジションを手放した時の、状況です。

 

ポジションを持った時に、1ドル=100円だったものが、1ドル=101円になったので、
今持っている1万ドルを売ると、101(円)× 1万=101万円が買えることになります。

 

そして、101万円中の100万円は、もともとFX会社に借りていたお金なので返します。

そうすることによって、101万円と100万円の差の1万円だけを、利益としてFX会社からもらえます。

このような仕組みを差金決済といいます。

 

また、逆に1ドル=99円になった場合は、
持ている1万ドルを99(円)× 1万=99万円と交換できることになります。

また、このように人のお金を使うことを、レバレッジが効くともいいます。

 

 

必要証拠金とは

必要証拠金とは、名前の通りポジションをもつために必要な証拠金の額です。

 

例えば、1ドル=110円だとします。そして、1万ドル(1万通貨のポジションを持ちたいとします。

このとき、必要証拠金を求める計算は、
110(円)× 1万=110万(円)

レバレッジ25倍までかけることができるので、
110万(円)÷ 25=4万4000(円)

したがって、必要証拠金は、4万4000円になります。

 

公式は、

<必要証拠金=為替レート×取引量÷そのときのレバレッジが何倍か>

となります。

 

必要証拠金は、為替レートが変わることによって、それに比例して変わります。
為替レートが上がれば必要証拠金は多くなりますし、為替レートが下がれば必要証拠金も少なくなります。

 

また、取引口座の資金が、必要証拠金をFX会社が定めた基準値より下回ると、ロスカットにかかります。

ロスカットに関しては、他の記事に詳しく記述する予定なので、参考にしてみてください。

 

このことから、買いポジションを持って損している時は、為替レートが下がるので、損できる量が増えます。なので、「ロスカットがあるからこれ以上損しない。」と安心してはいられません。

逆に、売りポジションを持っている時は、ロスカットにかかりやすくなります。ロスカットにかかるということは、そもそも資金管理がかなり甘い状態なので、危険です。

 

どちらにせよ必要証拠金にはある程度注目しましょう。

 

必要証拠金 取引画面

必要証拠金は、FX会社で口座開設して、実際にトレードを始めると、取引ツールで勝手に計算してくれるので、自分で毎回計算することはありあません。

上の画像は、DMM FXのスマホデモトレードの画面です。

メニュー→口座照会

この手順で、確認できます。
赤い四角で囲んだ部分が必要証拠金です。

 

こちらの、「みんなのFX 証拠金シュミレーター」でも計算ができるので、
興味がある方は、試してみてください。

 

 

有効証拠金とは

有効証拠金とは、今いくらののポジションを持つことができるかを表わしています。

 

ポジションを持って、為替レートが変動し、為替差益がでると、その利益分が証拠金に加えられ、為替差損がでるとその損失分が証拠金から引かれます。

このときに、保有している証拠金が有効証拠金です。

 

実際に見てください。

有効証拠金

この画像で言うと、上から6番目にある純資産額が、有効証拠金にあたります。
このように、口座によって名前が違うこともありますが、どこかに有効証拠金は表示されます。
そして、その計算方法は同じです。

 

公式は、

<有効証拠金=証拠金-含み損>

です。

含み損ではなく、含み益がでている場合は、最後の部分は、+含み益です。

DMM FXの場合は、
有効証拠金=純資産額-注文証拠金
証拠金=預託証拠金残高
となってます。

 

含み損とは、上の画像で言うと、赤文字の-140円です。

これは、損は確定していない損です。

 

例えば、米ドル/円で、1ドル=100円で1万通貨=1Lot、の買いポジションを持って、
1ドル=99円になって、まだポジションを持ちっぱなしだとします。

このとき、含み損は、
100pips(変動幅)× 1(Lot)× 100=1万円
となります。

pips計算については、コチラの記事をご覧ください。
「5分でできる!FXのpips計算の方法」

ポジションを持っている段階で、レートが逆行して損失がでている状態が含み損で、
含み損がでている時に、ポジションを手放すと損失が確定します。

 

含み益なら、ポジションを持っている段階で、為替レートが思い通りに進んで、
利益がでている状態です。このときに、ポジションを手放すと利益確定となります。

 

 

証拠金維持率とは

これが、今回で1番大切な数字です。

証拠金維持率は、
あなたがどれぐらい安全なトレードをしているかを、遠回しに表わしてくれる数値です。

 

計算式は、

<証拠金維持率=有効証拠金÷必要証拠金×100>

です。

 

この数字が、強制ロスカットやマージンコールに深く関わります。
強制ロスカットの水準として多いのは、証拠金維持率が100%や50%を下回った時です。

 

証拠金維持率は、高ければ高いほど安全です。
そして、資金量が多ければ多いほど高い数値になります。

 

例えば、証拠金10万円で、
1ドル=100円、1Lot=1万通貨、
のポジションを持ったとします。

<必要証拠金=100(為替レート)× 1万(取引量)÷ 25=4万(円)>

<有効証拠金=10万(円)- 0(含み損)=10万円>

 

証拠金維持率は、

<証拠金維持率=10万(有効証拠金)÷ 4万(必要証拠金)× 100=250%>

となります。

 

また、証拠金維持率は、含み損や、為替レートが式に絡んでいるので、
為替レートの変動にも影響を受けます。

 

証拠金維持率も、先ほどの口座照会の画面で確認することが、できます。

 

証拠金維持率はFX会社によっては、有効比率と表示されていることも多いです。

 

 

まとめ

必要証拠金、有効証拠金、証拠金維持率の計算方法やFXの仕組みについて、
詳しく説明しました。

これらの知識は、資金管理の土台となります。

この3つがどんなものかをしっかり理解してください。

計算式は、意味を理解できれば、簡単に理解できます。

 

では、がんばりましょう。

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