2017/06/09

知らない者は負け続ける!プロスペクト理論とは?~FX編~

 
プロスペクト理論

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「さぁ、今日は移動平均線を使ってトレードするぞ!」
「よし、今日はトレンドラインだ!」
と、意気込んで毎日トレードするけどなかなか勝てない日々が続く。

そんな人は意外に多いのではないかと思います。

パレートの法則により外国為替市場でも2割の投資家が8割の利益を得ていると言われているからです。

いろんなテクニカル指標を勉強して使いこなせるようになることは、
FXで利益をだすためにはもちろん必要です。
しかし、FXで勝ち続けるにはそれだけでは全くたりません。

FXで利益を出すか損失を出すかを左右する要因は
他にも、

  • ファンダメンタル分析
  • 確率的な思考
  • 資金管理能力
  • メンタル

など、様々です。

今回はそのなかでもメンタルに関わるお話です。
FXで結果的に損失を出してしまう人間の心理、プロスペクト理論を紹介します。

題名にもなってますがもう一度言います、

 

「この理論を知らない者は負ける。」

 

対策も書いてあります。
是非、ご覧ください。

 

 

プロスペクト理論とは?|損大利小になる人間の心理

 

この理論を提唱したダニエル・カーネマン氏は2002年にノーベル経済学賞を受賞しています。
ノーベル賞を受賞するぐらい正しいと認められている理論です。

 

プロスペクト理論とは一言で言うと、

 

「人間は目の前の利益にはすぐにとびつくが、損失は絶対に回避しようとする」

 

という理論です。

 

今からいくつかの質問をします。
あなたならどちらをえらぶか考えてみてください。

 

まずは「利益」に関する質問です。

  1. 確実に100万円もらえる
  2. 50%の確率で200万円もらえるが、のこりの50%の確率で1円ももらえない

 

あなたはどちらを選びましたか?
この質問では、半数以上の人が「確実に100万円もらえる」
を選んでしまします。

 

次は「損失」に関する質問です。
この質問にはもしあなたに100万円の借金があったら。
と、想像して答えてみてください。

  1. 50%の確率で100万円の借金がチャラになり、のこりの50%の確率で100万円の借金がそのままになる。
  2. 確実に100万円の借金が50万円の借金になる。

 

今回はどちらをえらびましたか?
この質問では半数以上の人が「50%の確率で100万円の借金がチャラになり、のこりの50%の確率で100万円の借金がそのままになる。」を、選んでしまいます。

 

この質問に答えた結果のように人間は、
「人間は目の前の利益にはすぐにとびつくが、損失は絶対に回避しようとする」といった心理をもっており、その心理に従って行動してしまう性質をもっています。

 

この性質がFXでの勝敗に大きく影響しています。

 

 

プロスペクト理論に流されたトレードは資産を減らす

 

今度はFXでのトレードにおきかえましょう。

次のような状況を想定してください。

 

損切りできない1今買いのポジションをもっています。

「支持線をブレイクしたら損切りしよう」

と思っています。

 

損切りできない2

しばらくすると実際に支持線をブレイクしてしまいました。

ここで、
「もうすぐ上がりだすんじゃないかな?」
「せめて損失が0になるまでもどってほしいな。」
といった思考が働きます。

その結果いつまでも損切りできずに強制ロスカット直前までポジションを持ち続けて、
資産が半分になってしまった。

こんなことが起こりうるので恐ろしいです。

プロスペクト理論を知らなければこの波にのまれて退場してしまうでしょう。
しかし、この理論を知ることで対策がうてます。

大切なのは小利を防ぐことより、損大を防ぐことです。

 

 

資産をどんどん減らす損切りの2パターン

 

  1. 一発ドカンと資産をなくすパターン
  2. 徐々に徐々に資産をけずっていくパターン

この2通りです。
順に説明していきます。

 

まずは、1つ目の一発ドカンと資産を減らすパターンです。

これはまさに先ほど説明した自分で決めた売買のルールを守らずにポジションを塩漬けにしてしまうタイプです。プロスペクト理論を知らずに流されてしまっています。

これではせっかく貯めた投資資金が一瞬にして消えてしまいます。

 

 

次に、2つ目の徐々に徐々に資産をけずっていくパターンです。

こちらは先ほどとは逆です。
少し損失が出ただけなのにすぐに弱気になって損切りしてしまうパターンです。

買いポジションを持っていたとすると損切りしてから上がってしまうことが多いです。
こちらも売買ルールを守らずにトレードしています。

 

この2パターンの共通点はどちらも、

「売買ルールを守っていない」

ということです。

損切りで失敗しないためにもトレードを検証して自分にあったスタイルの売買ルールを確立しましょう。

 

 

初心者におすすめ!損切りのタイミング

 

初心者の方におすすめしたい決済のタイミングの決め方は次の3つです。

  • 金額で決済する
  • ポジションを持った根拠が崩れたときは損切りする
  • 資金管理で決める

順に解説していきます。

 

 

最初に決めた決済のタイミングを守る

 

初心者の方がまず身につけないといけないのは最初に決めた決済のタイミングを守ることです。
ポジションを持つときに手放すタイミングも決めておきます。

 

○○円で利益確定、○○円で損切りとあらかじめテクニカル分析などで予想しておいてポジションをもつと同時に決済の注文を入れてしまいます。

 

こうすることでトレードのルールを守る癖がつき1回のトレードで大損をすることを防げます。逆にルールを守る癖をつけなかったら予想以上の損失がでてしまった時に損失がなくなることを期待して損切りできなくなります。

 

ルールを破って成功する場合もありますが、癖になって無茶苦茶なトレードをするようになるので注意が必要です。

 

なのでまずは、

○○円で利益確定、○○円で損切りと最初に金額で決済のタイミングを決めておいてルールを守る癖をつけるようにしましょう。

 

○○円の決め方は自分の負けトレードや勝ちトレードを分析、検証することによって過去のデータから利益の出る期待値の高い値段をだしていくことがおすすめです。

 

 

ポジションを持った根拠が崩れたら損切りをする

 

最初に金額で決済のタイミングを決めておくことは基本なので大切です。しかし、ポジションを持った根拠が崩れた時は躊躇なく損切りしてください。

 

例えば、
レジスタンスで価格が反転すると予想して売りのポジションを持ったとします。このときに価格が反転せずにレジスタンスをブレイクしてしまった時です。これはポジションを持った根拠が崩れたと言えます。

 

なので、
ポジションを持った根拠が崩れたら損失がなくなることを期待せずに即損切りです。

 

 

資金管理で決める

 

FXで退場しないために大切なのが資金管理です。生活費など必要不可欠な資金や借金をしてまでトレードすることは精神状態を冷静に保てない原因なのでおすすめできません。

 

余剰資金でトレードしているという前提で、

「○○円の損失なら許せる」

と、決めておいて○○円の損失が出る前には確実に損切りしましょう。

 

 

まとめ

 

プロスペクト理論のより人間は、

 

「人間は目の前の利益にはすぐにとびつき、損失は確実に避けようとする」

 

という性質をもっていることを理解した上でぞぶんのルールを守ってトレードしましょう。

 

とくに初心者の方はプロスペクト理論にのまれないためにも今回紹介した、

  • 金額で決済する
  • ポジションを持った根拠が崩れたときは損切りする
  • 資金管理で決める

の3つの損切りのルールを意識してトレードしてみてください。

 

 

 

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